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2007年6月 3日 (日)

ぐちゃぐちゃの歴史

北村稔『中国は社会主義で幸せになったのか』(PHP新書)を読みました。そのものズバリのタイトルです。もちろん、答えはノー。著者は、中国は「社会主義の衣を着た封建王朝であった」と主張し、それをこの本の中で検証しています。それにしても中国の近現代史ってぐちゃぐちゃの歴史です。そもそも国中にさまざまな勢力があってぐちゃぐちゃですし、二大勢力である国民党と共産党は常に内部の権力闘争で落ち着かない状態でぐちゃぐちゃです。国民党と政府が別々だったり、政府が二つあったり、なくなったり・・・。そもそもぐちゃぐちゃな中にまたぐちゃぐちゃがあるわけだからいくら理解しようとしても理解できない複雑さで中国の近現代史は進みます。この「ぐちゃぐちゃ状況」をイメージできなければ戦前・戦中の日中関係を正しく理解できないと思いました。また、戦後の毛沢東の「犯罪」も恐ろしいものがあります。文化大革命で紅衛兵は生後10ヶ月の赤ちゃんまで殺したというのですから思想の狂気ほど恐ろしいものはありません。

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