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2009年2月

2009年2月21日 (土)

しっかり者だからだ

このところ心身共にイマイチで、全然本が読めませんでした。ようやく、体調も元に戻って読んだのが・・・村上龍『走れ!タカハシ』(懇談社文庫)。すごく面白いんだなあ、これが。軽妙なユーモア小説ですが、文章がうまい!この見事な文章でどんどんこの変な世界に引き込まれるんです。ちょっとへんてこりんで、ちょっとエッチで、だけど妙にジーンとくる不思議な小説と言っておきましょう。なんと言っても、PART11の「オレは17歳だが、とても忙しい、その理由は、しっかり者だからだ」が最高傑作でしょう。ところで、タカハシとはかつて広島カープにいた俊足の一番バッター高橋慶彦選手のことです。それが、どういう関係にあるのかは読んでのお楽しみです。

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2009年2月 1日 (日)

金語楼

山下敬太郎『泣き笑い五十年(伝記・柳家金語楼)』(大空社)を読みました。前回、紹介した「わらわし隊」に関連して図書館で借りてきた本です。著者の山下敬太郎は柳家金語楼の本名ですから、自伝ということになります。じつは「わらわし隊」についてさらに詳しい記述があるのではないかと思い、読んだのですが・・・早坂氏の著書に紹介しいてあるエピソード以上のものはありませんでした。残念です。他はこれといって面白いわけではりません。一つだけ印象に残ったのは、若い噺家に対して「新作落語であっても昔から語り継がれる川柳やことわざなどを前フリに使ったり、サゲをもっと大事にしろ」ということをアドバイスしているところです。新作といってもすべて新しくしてもダメで、昔からのものをうまく織り込まないと面白くならないよ、というんです。

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