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2009年4月

2009年4月29日 (水)

田村カフカ②

村上春樹『海辺のカフカ 下』(新潮文庫)を読了しました。面白かった・・・よくわからないんだけど。いつものことながらこの村上春樹の面白さは癖になります。あれだけ混沌とした展開がだんだん収束してつながっていくところがこの下巻の面白さです。「ぼく」と「カラスと呼ばれる少年」「佐伯さん」「さくらさん」のつながりは明確ですし、「大島さん」の位置も興味深いです。「入り口」もわかりました。「カーネルサンダース」や「遭難した旧日本兵」もなんとなくわかるつもりです?・・・が、「ナカタさん」と「ジョニーウォーカー」がさっぱりわかりません。この作品は春樹ワールドの一つ集大成なんでしょうかね。生死、男女、性、言葉、現実と非現実などあらゆるテーマが書き込まれているように感じます。

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2009年4月18日 (土)

田村カフカ①

村上春樹『海辺のカフカ 上』(新潮文庫)を読了。年が明けてから、年度が変わった今日まで、仕事にどっぷりつかっています。それは充実していることの証でもあるんですが、やっぱり余裕がなく時間に追われているとも言えるわけで。「読みたい」と思って手にする本も、直角に思考するタイプの教養書より気分が緩やかにカーブした小説となりました。前々からブックオフで105円で買っておいた本です。村上春樹の世界が地平線に広がる感じの内容です。15歳の「僕」の家出、戦時中の突然の集団失神事件、猫語を解するナカタさん、高松の甲村図書館、ジョニー・ウォーカー、返り血、さくらさんのアパートでの出来事・・・こう並べると何がなんだかわかりませんよね。これらが徐々に結びついていきます。物語の内容はほとんどが非日常的な事件なんですが、それをリアルに感じさせるところが村上春樹なんでしょうね。

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