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2009年6月14日 (日)

自由と個性と社会

J・S・ミル『自由論』(岩波文庫)を読みました。読みにくい文章です。長い文を最後まで追わないと結論がわかりません。ところで、ミルがこの著書で扱っているのは「意志の自由ではなくて、市民的自由、または社会的自由」です。当然、他人を侵害する行為に自由はありません。制限されます。しかし、それでも社会が個人の自由を制限することに対して限界というものを明確にすべきなのは、その社会がよりよく発展するためなのです。これは意見の自由についても行為の自由についても言えることで、個性が発揮されなければ社会の進歩発展がないからなんです。つまり、社会があっての個人なのであってその逆ではないのですね。ここのところは原理的にとても重要です。よくある議論ではここがすっかり忘れられているように感じます。

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