象のゾ
田中克彦『言語学とは何か』(岩波新書)を読みました。これは言語学者人物列伝みたいな本です。ソシュール、ブルームフィールド、ウォーフ、チョムスキー、シューハルト、マル・・・なんかかっこいい名前が並んでいます。この本によれば、そもそも言語学という学問そのものが新しいものであり、学問としての独り立ちにかなり時間がかかっているらしいんですよ。言ってみれば昆虫採集や植物採集のように言葉を採集して分類してというようなフィールドワークとして始まったものが、ソシュールによって他の分野から独立した学問としての体裁を整えられたようなんです(この理解でいいのかな?間違っているかもしれませんが・・・)。ソシュールやチョムスキーなんという学者の名前は聞いたことがありますが、この本でおおよその位置づけがわかりました。言語学にとって重要な研究対象は「音」なんですが、知ってましたか?日本語の「象」の「ゾ」と「インド象」の「ゾ」は実は違う読み方をしているんです。日本人は知らず知らず使い分けているんですがね。
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