映画・テレビ

2009年1月 5日 (月)

ハル・ベリーのホラー

ハル・ベリー主演の『ゴシカ』を見ました。明日から仕事だという夜、なぜか眠れなくなり・・・深夜にテレビをつけてぼやっとしていたんです。そうしたら、偶然にも映画が始まりました。なんとなく見ていたら、なんとハル・ベリー主演ではありませんか(大好きなんです)!で、そのまま見始めたらこれがやめられなくなってしまいました。一応はホラーなので怖いことは怖いんです。が、どちらかというとサイコサスペンス調というかミステリー調というか・・・謎解きにはまってしまった感じです。こういう映画はここにストーリーを書けないのが残念です。ハル・ベリーが演じる女性刑務所・精神病棟に務める心理療法士が主役です。彼女が、ある晩に事件に巻き込まれ、気づくと精神患者とし病室で目を覚ますんです。いったいどういうことなのか・・・今、振り返るとストーリー展開に辻褄が合わないところもあるんですが、でもハル・ベリーがいいのでOKです。

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2008年9月 7日 (日)

灰で砂塵をつくる

昨夜、NHKBS2で黒澤明監督作品『七人の侍』を結局、8時から11時35分まで見ちゃいました。何度も見ているのでチラッとなんて思っていたら・・・。やっぱり面白い。何度見てもよくできています。映画はおもしろくなくちゃね。今回は改めて菊千代役の三船敏郎の存在感の大きさを感じました。ちょっと頭が弱くって、わめきちらしているけど人なつっこくて、純粋な菊千代は、あの鋭い目の三船がやるからひときわ存在感があるんで、あれを普通の人がやったらカルいお調子者になってしまいます。で、今日は1時から同じくBS2で1991年のNHK番組『七人の侍はこうしてつくられた』を見ました。この手の番組は大好きです。創造活動の裏側ってじつに面白いです。今回初めて知ったのは馬が駆けるシーンはわざわざ灰を撒いて砂塵が舞うようにしていたというエピソードです。砂塵が舞うとスピード感が出るんだそうで・・・黒澤明が言うには「ジョン・フォードもそう言ってる。けど、向こうは何もしなくても砂塵が舞うような乾燥した場所はいくらでもあるよね。日本にはないから灰を撒いた」とのことです。西部劇の迫力を越える時代劇を創る・・・これがコンセプトだったようです。

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2008年1月13日 (日)

B級三つ星

広末涼子・阿部寛主演『バブルへGO!』を見ました。高一の娘が見ると言うので、何気なく見始めたのですがハマリました。一言で言えばタイムマシンものの傑作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のパクリものです(そもそもタイトルのロゴからしてパクリ)。しかし、そこがこの映画の魅力です。頭をからっぽにして楽しむには最適で、いわゆるB級娯楽映画としては三つ星です。まず、設定がうまい。現代の22歳の主人公が財務省の秘密プロジェクトの密命を受けてバブル崩壊を食い止めるために17年前へタイムスリップします。前半にいろいろと仕掛けがあり、後々これが楽しめる工夫があります。ベイ・ブリッジ、携帯電話、ティラミス、飯島直子、ラモスとドーハの悲劇、ディスコ、「やばい」・・・などが過去と現在のズレの面白さを感じるアイテムになっています。うまく『バックトゥ・・』をパクっていてそこ見つけるのが面白い!(インディ・ジョーンズのパクリもあります)。

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2007年12月16日 (日)

壇れいがいい

山田洋次監督・木村拓哉主演『武士の一分』を見ました。ご近所の方にDVDを借りての鑑賞です。山田洋次監督の藤沢周平原作シリーズは確かこれで3本目でしょうか?主演のキムタクが凄くいいという評判のようですが・・・私はまあまあという評価です。どうも田舎侍になりきれていないような印象を持ちました。ところで、このシリーズって下級武士の奥さん役がいわゆる「マドンナ」的になっていて主役よりもむしろそっちの方がポイントになってますよね。宮沢りえや松たか子もよかったけど今回の壇れいはかなりいいです。人が良くて一途な田舎者で心から旦那様を慕う武士の女房を演じきっていたと思います。でも、全体としては前作・前々作の方がよかったかなあ。

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2007年10月 7日 (日)

ネズミはどこだ?

J・ニコルソン、M・デイモン、R・ディカプリオ3大スター共演の『ディパーテッド』は、なんといいますか、映画でしかできない面白さです。警察から組織に送り込まれたR・ディカプリオと組織から警察に送り込まれたM・デイモンの2匹の「ネズミ」が主人公です。娯楽作品的な要素が強いですが、一種の心理サスペンスでもありますね。2人のちょっとした言葉のやりとりや仕草が一つ一つ気になる展開になっています(ただ、ラストはやや不満が残るのですが・・・)。なお、主人公の2人はもちろんですが、組織のボスであるコステロを演じるJ・ニコルソンが抜群の存在感です。R・ディカプリオと差しで話すシーンが多いんですが、このあたりの2人の演技のぶつかり合いは見応えがありますよ。

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2007年10月 6日 (土)

ホテルルワンダ

久しぶりに重量感のある映画を見ました。『ホテルルワンダ』です。見ていて胸が締め付けられるわけではありませんし、涙が止まらないわけでもありません。ただひたすら映画の中の主人公たちといっしょに息をひそめて見ていました。アフリカのルワンダで起きたツチ族とフツ族の衝突・・・虐殺から逃れるために避難民たちを守るために行動する一人のホテルマンを描いた映画です。いろいろなことを考えました。①白人がアフリカを植民地にしたその後遺症は民族内の殺し合いにまで繋がっている(ツチ族とフツ族を分けたのはベルギー人です)。②白人国家は決して有色人種を本気で助けようなんて考えない(これは我々日本人も肝に銘じた方がいいですね)。③結局、無私の精神をもった真のリーダーが出てこない限り、国家は成立しない(ルワンダにも西郷さんと武士階級のような人がいればいいんですが)。必見の作品です。

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2007年10月 4日 (木)

人命軽視?

DVDで映画『零戦燃ゆ』を見ました。加山雄三なんかが出てます。主演は若い俳優ですが・・・名前がわからない。なんと新人の早見優がヒロイン役で出演してます。内容はまあまあです。零戦の歴史を知るにはわかりやすい1本だと思います。が、一つ非常に気になったところがあります。映画の中のナレーションやアメリカ人のセリフで使われていた「日本の零戦は装甲が薄い。これは人命を軽視していたからだ」という意味の言葉です。確かに零戦は装甲が薄いんですよね。ありとあらゆる点で抜きんでた能力をもつ零戦のただ一つの弱点が「装甲が薄い」という点にあります。戦闘能力を最大にするために機体を極限まで軽くしたからです。でも、ここを犠牲にしない限り欧米の戦闘機に勝てる航空機はできなかった・・・苦肉の策です。零戦がなければ対米戦争序盤での破竹の快進撃はありません。それを「人命軽視」と簡単に言うのあんまりです。すべてを完璧にできる人はこの世に存在しません。過去の人間の努力を批判するのは軽いものであってはならないと思います。

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2007年9月21日 (金)

キスカ

レンタルDVDで借りました。実話を元にした戦争映画『太平洋奇跡の作戦キスカ』です。1965年の東宝映画で白黒なんですが、キャストが豪華です。三船敏郎、山村聡、志村喬、稲葉義男、田崎潤、佐藤充、平田昭彦・・・などなど一昔前の日本映画界のスターの競演。北の果てキスカ島に取り残された5200人の将兵を救出すべく海軍が奇跡の作戦を展開します。味方は米軍の目を眩ませてくれる気まぐれな霧だけ。濃霧の海を6隻の駆逐艦・巡洋艦が静かに出発します。周りを敵艦隊に囲まれ、1日中空からの猛爆を受けているキスカ島にどう近寄り、撤収作戦を敢行するというのか・・・ここでは書きませんが、ピンチの連続でハラハラドキドキ。それにしても、こういう戦争映画を見るとリーダーの決断にいつも感動します。周りからどんな批判を受けようとも自分を信じて命令を下し、場合によっては死を覚悟してわずかなチャンスに賭ける男の生きざまに唸ります。

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2007年9月17日 (月)

ドリームガールズ

レンタルDVDで映画『ドリームガールズ』を借りてきて見ました。面白かった・・・というよりも圧倒されました。黒人音楽というのはどうしてこうもパワフルなのでしょう。彼ら彼女らの歌声とリズムにただただ打ちのめされながら見ていました。それだけでも価値ある映画です。内容はスターを夢見る3人組の少女があるマネージャーからチャンスをもらいスターダムにのし上がっていくサクセスストーリーです。が、この過程で恋愛と人間関係のもつれがあり、それぞれの生き方のズレが起こり・・・。それにしても、この映画は最近では珍しいミュージカル的な構成(ミュージカルというわけではないんだけど『シェルブールの雨傘』みたいにいくつかのセリフが歌になっている、とでも言うか)になっているんです。それがまた新鮮です。

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2007年7月 8日 (日)

救助隊

『ワールドトレードセンター』(ニコラス・ケイジ主演)を見ました。あの9・11同時テロの実話です。救助に向かった警察官がビル崩落に巻き込まれて2人が生き埋めになります。この2人の救出ドラマです。映画の面白さとしてはまあまあでしょうかねえ。思うに、あの事件そのものがあまりにも凄い出来事すぎるんです。事実にもとずいていることがこの映画の重要ポイントですが、だから逆に思い切った脚色がしにくかったのではないでしょうか。関係者のみなさんもまだ生きていらっしゃるわけだし。それにしても私が感動したのは生き埋め状態の2人を助けに行く救助隊の勇気です。いつ崩れるかもしれない瓦礫の中に腹這いになってもぐり、石を一つ一つ除去して一人通れるかどうかのルートを確保していく危険で地道な作業。この世にはこんな危険な仕事があり、そういうことを仕事に選ぼうという人がいることに感動しました。

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